このブログは当初、モノや思考が煩雑になるような原因をとりのぞき、心穏やかに過ごしたい思いで作りました。あと昨今の物価高をうけて普段から先入観で「必要だ」と思い込んでいないか定期的に振り返り、極力不要なものは買わない努力もしています。
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特に日本人は「◯◯専用」が大好きな民族らしく、海外では特に洗剤などの日用雑貨がここまで細分化されていることはなかなか無いそうです。
(定期的にホムセンの目立つ棚やテレビ通販なんかで海外製のオールマイティ洗剤とか売ってますが、海外から来るやつって大体万能タイプが多いですよね。)
そんな些細な、でも重なれば大きい努力をコツコツと続けていくために日頃考えていることをほぼ自戒ですが公開しようと思います。
モノを売る側が「その条件で売りたい理由」理由を考える
私は吹けば飛ぶような小さな広告代理店でMacを触って制作物を作るような仕事をしていますが、一応業界の片隅に身を置く立場として助言できることがあるとするなら、モノを売っている側の立場に立って考えると色々見えてくるものがあるということです。
例えばセールのチラシやバナーなどで「テレビ通販やホームセンターで大好評のあの洗剤が、ここだけ限定で▲▲円引きの大セール!」と書いてあったとします。
そうしたら「なぜこの広告主が“ここで”しかも、“限定で”売りたいか」を考えるわけです。
この洗剤の場合、すでにテレビ通販やホームセンターで大好評ならそのまま売り続ければ良いわけで、「これらの媒体で売れなくなった不良在庫が流れ着いた」と見ます。
「限定」「〜限り」という文言は割と便利に乱用される謳い文句で、「限定って書いてあったらなんかお得な感じがするよね」位の理由です。実際限定だったりするのでウソではないのですが、肌感覚ではだいたい限定品にしても売れないものの方が多いです。
限定品、先着限り、売り切れ御免などとやたらアオってくる広告はやっぱり要注意ですね。売れるものはそもそもアオらなくても売れます。
ただし次のブロックでも説明していますが、これが「自分が普段使っている洗剤で、それが何故かすごく安い」なら即買いでしょう。
「安いから買う」は買う理由にならない
まず例外ですが「普段から愛用しているモノ」「前からずっと欲しかったモノ」がいつもより安いのであればさっさと買いましょう(笑)。
問題は私のように買い物依存的な「ポチった瞬間の快楽を求める」買い物の仕方の場合です。
それを買う理由が「ただ安いだけ」なら、買わないのが正解なんです。
ただしそれが分かっているがゆえに、そこに無理やり買う理由を都合良くくっつけて最終的には買ってしまうパターンもあります。それが私です…。
他人の便利と自分の便利は違う
恥ずかしながらつい最近まで水筒行脚をしておりました。
最初はコンビニコーヒーを買わないように保温水筒ほしいな〜と思って購入したものの、使わなくなってしまった原因があります。それは、
- 軽いと言ってもそれなりに重いしかさばる
- 保温性能が高すぎてコーヒーが酸化する
- パッキンなどの部品が多く、洗うのがめんどくさい
そもそも通勤途中にコンビニへ寄らなくても良いように、家で淹れたコーヒーを持ち歩くためだけなら保温性能はほぼ不要。
会社に着いてしまえばあとはその都度会社に置いてあるコーヒーやお湯を使えばいいので、容量も必要ありません。
不要な機能がゆえに部品も多くなり、洗うのがめんどうなために使わなくなるという…。
逆にこんな条件が自分の求める用途に合っていました。
- 軽くてコンパクト
- 部品が少なくて洗いやすい
- 雑に扱える
- 保温性能は高くなくてよい(むしろ、そこそこ冷めるので飲みやすい)
- ある程度フタは閉まって欲しいけど、車通勤なので密閉性はなくて良い
平たく言えばホントに「何度も使えるコンビニコーヒーの蓋付きカップ」で良かったんですよね。
極論、家から持ち出すだけなら空のペットボトルとかでも良かったんですけど、それは夏限定。冬はやっぱり温かいコーヒーがいいので、せめてタンブラータイプ。
具体的にはステンレス以外の素材で保温を謳ってない商品です。
(画像をクリックすると商品ページに飛びます)
何が言いたいかというと、この例のように「一般的には良いと思われている性能が必ずしも自分にあてはまらない」ことがあるので、それを見極める必要があるというわけです。
お茶なりコーヒーなりの液体を持ち運びたいと思った時、かならず保温・保冷性能が高い真空断熱タンブラーや水筒が挙がると思います。
実際コーヒータンブラーで検索するとほとんど真空断熱系がヒット。
でもその性能は要らなくて、むしろ重たくなったり洗うのが面倒というデメリットにしかならなかったんです。
「iPadめっちゃ便利!安いタブレットにお金落とすならコレ買え!」と言われたって、お絵描きする人にとってはiPadのほうが絶対良いし、動画見たりネットサーフィン程度ならiPadは逆にオーバースペックになりかねません。
(余談ですがApple製品は品質は担保されますが、とにかく重量が重い!特にPC。持ち運ぶことが多い人は要注意です。笑)
自分がホントに求めるものは何なのかを見極められるとモノを買った後の満足感も高まって、愛着をもって使えるようになると思います。
まとめ‐本当に必要なモノは買う。ただし、見極める。
極端なミニマリストではないので必要なものは躊躇せず買います。
で、そのときによく品質重視で高いものをやたら勧める悪いイメージもあったりします。申し訳ないんだけど、少なくとも自分は…。
高けりゃ良いってもんでもないし、安いのが全部悪というわけでもない。
自分が本当に欲しい物、自分の用途に合ったものを、自分の価値観や経済状況、住まい、家族構成などに合わせて選ぶことが大事。ただそれだけです。
ここを間違えたらどんなに高級品でもその人にとってはゴミ同然かもしれないですし。
どんなにキレイに整頓されたミニマムな家でも、家族の同意を得られていないようならもうその家族自体破綻の危機にさらされてるわけですし。
大げさかもしれないですがモノとの付き合い方=自分のありかた、でもあります。
今後も定期的に見直しながら、モノと付き合っていこうと思います。
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